医師との面談や病院への同行を重ね高次脳機能障害で7級認定!示談金約1200万円増額!

  • CASE67
  • 2020年04月24日更新
女性
  • 50代
  • 女性
  • 無職
  • 示談交渉
  • 高次脳機能障害
  • ■後遺障害等級7級4号
  • ■傷病名高次脳機能障害
  • 保険会社提示額988万8240円
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  • 最終示談金額2212万6653円

ご相談に至った経緯

Tさんは、自転車で走行中に交差点内を斜めに横断してきたクロスバイクと衝突し、意識不明の重体となってしまいました。相手がスピードを出していたこともあり、Tさんの意識が戻ったのは約1週間後のことでした。

ご相談内容

相手方保険会社の負担で治療を続けていたTさんですが、事故から約2年経ったこともあり、そろそろ今後の賠償交渉について弁護士に任せたいと考え、ベリーベストへご来所されました。また、Tさんには脳外傷後の後遺障害である「高次脳機能障害」が残存しており、事故前と比べて生活に著しい支障が出ている状況でした。具体的には、頻繁に物忘れをするためメモが手放せなかったり、簡単な計算も苦手になってしまっていました。そのため、後遺障害部分についても十分な補償を受けるためにはどうすればいいか悩まれているご様子でした。

ベリーベストの対応とその結果

まず、後遺障害について適切な認定を受けるため、Tさんに残存する「高次脳機能障害」の立証資料を集めることからはじめました。
「高次脳機能障害」は、骨折などと異なり、目に見える障害ではないため、立証が難しいとされています。弁護士が主治医の元でお話をきいたところ、主治医の病院は町の脳神経外科であり、「高次脳機能障害」の立証に必要な検査の設備が整っていないことが判明したため、検査設備のある大きな病院へ紹介状を書いてもらいました。

また、Tさんご本人が、後遺障害によって忘れっぽくなってしまったり、相手に物事を順序立ててうまく説明できないことから、実際に検査を受ける際は、医療コーディネーターが同席しました。医療コーディネーターが、Tさんと一緒に当時の症状や検査結果などについて説明を受け、実施する検査等に不足がないかについて検討していきました。
また、Tさんの事故の相手方は自転車を運転していたため、自動車における事故のように、後遺障害の認定をして保険金を支払ってくれる「自賠責保険」がついていませんでした。そこで、相手方の任意保険会社に対して、後遺障害部分についても、きちんと医学的な調査の上で等級を認定するように申請しました。

そして、実際に揃えた資料を全て提出したところ、相手方保険会社から「7級4号」との判断がなされました。 しかし、賠償額については、当初約990万円という低い提示がなされたため、金額の検討と交渉を重ね、最終的には約1200万円増額し、約2200万円で示談することができました。

最後にTさんにお会いした際は、相談当初と比べて顔色もよくなり、「専門家じゃないとわからないことばかりでした。ようやく終わってほっとしました」と笑顔で仰っていただけました。
後遺障害認定の豊富な実績はベリーベストの大きな強みです。「高次脳機能障害」は事故後の生活を一変させることから、ご不安でいっぱいかと思いますが、ベリーベストは認定のサポートから示談交渉まで全力を尽くします。あきらめずにご相談ください。

全国の各オフィスから寄せられた解決事例をご紹介しております。(※ベリーベスト法律事務所全体の解決事例となっています)