4度の前歴があるにもかかわらず不起訴を勝ち取った事例
- cases573
- 2020年01月07日更新
- 女性
- 財産事件
- ■犯罪行為 建造物侵入、窃盗
- ■罪名 建造物侵入、窃盗
- ■解決結果 不起訴
事件発生の経緯
Aさんは以前、勤務していた職場に侵入し、窃盗をしてしまいました。何事もなく、そのまま半年程度経過しましたが、ある日、Aさんは警察に逮捕されてしまいました。
ご相談~解決の流れ
Aさんのご主人は突然の逮捕で非常に驚きながらも、法律事務所を探し、当事務所に連絡をしてくださいました。相談の結果、早急に対応することが必要であるということで、その場で依頼を受け、Aさんの弁護人としての活動がすぐに始まりました。Aさんと接見の連日続けるとともに、示談交渉を行いました。当初、被害者は非常に怒っており、示談に応じてくれない状態でしたが、粘り強い交渉の結果、示談に応じてくれました。さらに、Aさんの経済状況が苦しいことにも配慮していただき、言い値での示談に応じてくれました。Aさんは、その後すぐに解放され、最終的な処分は、不起訴処分でした。
解決のポイント
今回の解決のポイントは示談交渉が成功した点です。Aさんの年齢、前歴、今回の犯罪等に鑑みれば、不起訴にするためには示談が必須です。そこで、示談が上手くいくように最大限の配慮をしました。被害者と加害者とが直接示談交渉をすることは何ら禁じられていませんが、実際には両者が交渉をすることは困難です。しかし、弁護士が介入することで示談の可能性を大幅に上昇させることができます。被害者にとっても示談に応じるメリットが大きいこと、Aさんが非常に反省していること等を説得的に伝えたところ、当初の態度を変え、最後は示談に快く応じてくださいました。今回は、示談を成立させることができたこと、示談金を非常に低額に抑えることができたこと等から、Aさんに有利な結末に達することができました。
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