病院での医薬品の横領,被害者と示談をして不起訴となりました。
- cases577
- 2019年01月07日更新
- 男性
- 財産事件
- ■犯罪行為 業務上横領被疑
- ■罪名 横領
- ■解決結果 不起訴
事件発生の経緯
Aさんは勤務先の病院で医薬品を横領し,転売していたところ,警察の捜査により犯行が発覚した。
Aさんは,当初から犯行を認め,病院に対して一定の賠償も行っていた。
その後,Aさんは送検された。
ご相談~解決の流れ
送検された段階でAさんから相談を受け,病院に対して謝罪をしたいという意向から,示談交渉を行いました。
すでに送検され,捜査もほとんど終わっていたため,依頼後,直ちに病院と連絡を取り,謝罪の意を示し,示談の申し入れをしました。
また,検察庁にも,現在示談中であることを伝え,処分を待ってもらうよう働きかけました。
病院は謝罪を受け入れ,Aさんが賠償が行ったことを確認し,Aさんの刑事処分を求めないことも合意してくれました。
示談書を検察庁に提出したところ,Aさんの誠意ある対応が認められ,不起訴となりました。
解決のポイント
Aさんが,本件発覚度直ちに,病院に対して一定の賠償を行っていたこと,示談において病院に対して深い謝罪,反省の情を示したこと,迅速に示談手続を行ったことが功を奏したと考えています。
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