被害店舗への交渉と家庭環境の事前説明により審判不開始決定となりました。
- cases614
- 2020年09月16日更新
- 女性
- 財産事件
- ■犯罪行為 窃盗・万引き
- ■罪名 窃盗・万引き
- ■解決結果 審判不開始
事件発生の経緯
少年がショッピングモールにて商品数点を万引きしてしまい、その場で警備員に取り押さえられた事案。両親が身元引受をし、在宅捜査が進められていた事案です。
ご相談~解決の流れ
少年には過去数回の万引き経験がありましたが、警察が立件したのは初めてでした。両親と少年の関係性は良好で、本人も十分に反省していましたが、学校に知られてしまうことを心配していましたので、できるだけ学校に知られないようにしながら家庭裁判所から寛大な処分を受けることを目指して、当事務所にご依頼いただきました。まずは担当の警察官に弁護士から意見書を提出したうえで、被害店舗への弁償と、本人及び両親の気持ちを記載した書面を作成しました。その後、検察官と家庭裁判所に本人及び両親の気持ちを記載した書面に加えて弁護士の意見書も提出し、無事家庭裁判所から審判不開始決定を受けることができました。
解決のポイント
早期にご相談いただいたことで、警察署、検察庁、家庭裁判所に対して先手を打って行動することができたことが審判不開始決定を受けることができた大きなポイントだと思います。もともと少年には非行性がなく、両親と本人も含めた家庭内の環境が良好だったこともあり、検察庁、裁判所から少年の更生が可能との判断を受ける素材がありましたが、当事務所に依頼いただいたことで効果的に検察官、裁判所に説明、説得することができたと考えます。
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