粘り強く交渉し、裁判外で1000万円をこえる金額を獲得!

  • CASE606
  • 2020年08月06日更新
建設職
東京都
男性
40代
後遺障害等級:12級12号
傷病名:右手背裂創、右橈骨神経浅枝損傷
労災支給額:190万7520円
会社からの賠償額:1138万7016円
総額:1329万4536円

業務内容

土木作業員

災害の状況

Kさんと一緒に作業していた同僚が、コンクリートドリルで穴をあける作業をしていたところ、ドリルの操作を誤り、Kさんの手に当たってしまった結果、重い傷害を負ってしまいました。

相談内容

会社が労災隠しを行う体質のような会社であり、今回の事故についても当初は労災隠しのような対応をされたそうです。その後、一応労災は申請でき、手の痛みについての等級が認められたものの、会社自身は責任を負おうとしない状況でした。Kさんは会社に不信感を抱き、退職予定であるため、これを機に会社に何らかの責任を負わせることができないか、とのことで弊所にご相談をいただきました。

ベリーベストの対応とその結果

会社にどのような安全配慮義務違反が考えられるか、Kさんから詳細の事情をお伺いし、法令及び判例に照らして安全配慮義務違反の法律構成を考えました。 分析の結果、元請け、下請けの2社が関わっており、双方に対して安全配慮義務違反の構成をすることが可能と考え、同時に損害賠償請求をしました。請求に際しては事実及び法令、判例の指摘を詳細に行いました。

このような対応が功を奏し、相手方の会社は全面的に会社の非を認め、こちらの請求に限りなく近い1000万円を超える金額での示談が成立しました。結果として裁判にすることなく、速やかに高額の示談金を回収することができました。
Kさんからは今までの悶々とした気持ちを晴らすことができた、気持ちを汲んでくれて有難かったとのお喜びの言葉をいただき、当方も裁判にせずに最大限の解決をすることができ、安堵しました。

当初の相談の段階においては相手方の会社の安全配慮義務違反について判然としない部分もありましたが、Kさんのお話の詳細を分析し、適切に意味付け、評価ができたことが本件解決の糸口になったと考えています。はじめは素朴な疑問でも結構ですので、お気軽に弊所にご相談いただければ、最大限の利益獲得のため、尽力させていただきます。 ご相談お待ちしております。

全国の各オフィスから寄せられた解決事例をご紹介しております。(※ベリーベスト法律事務所全体の解決事例となっています)