交渉により500万円の和解金を支払わせた事例
- CASE671
- 2021年01月20日更新
製造職
岐阜県
男性
40代
後遺障害等級:11級5号
傷病名:第4腰椎圧迫骨折
労災支給額:237万2259円
会社からの賠償額:500万円
総額:737万2259円
業務内容
大根等の野菜を加工して、運搬車に運ぶ仕事です。
災害の状況
キャスターの付いたカゴ車をAさんとともう1名の従業員で運搬していたところ、カゴ車がグレーチにひっかかり、カゴ車が転倒した拍子に、Aさんが転倒し、腰部を強打したことで、腰椎骨折の傷害を負ったものです。
相談内容
相手方会社との示談交渉をお受けしました。
ベリーベストの対応とその結果
労災に対して保有個人情報の開示請求を行い、資料を収集しました。その後、損害計算を行い、相手方会社に対して請求をしたところ、相手方にも代理人がつき、代理人同士での交渉となりました。
当初請求金額は1228万41円で、相手方の提示が333万5850円であったことから、金額に開きがあり、逸失利益が争点となっていたところ、腰椎骨折に伴う労働能力喪失率の裁判例を調査し、後遺障害等級が11級であっても、労働能力喪失率は10年程度で減少する裁判例が散見されたことから、訴訟になった場合を想定し、500万円前後の金額が訴訟になってもあり得る和解金と考えられたことから、相手方代理人と交渉をし、お互いの見通しを主張した結果、500万円の一括支払いでの解決ということで合意が成立しました。
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