訴訟により500万円以上増額して解決
- CASE677
- 2021年03月03日更新
業務内容
Aさんは、トラックの運転手をしていました。
災害の状況
トラックへ荷物を積み込む際、Aさんが荷台の上で荷物を積み込む準備をするために背を向けていたところ、荷物を載せたフォークリフトがAさんに気付かず荷台に荷物を乗せようとしたため、Aさんはすでに積まれていた荷物との間に挟まれてしまいました。その結果、Aさんは、荷物を乗せていたパレットでアキレス腱を切るなどの大けがをしました。
相談内容
Aさんがご相談に来たときは、すでに後遺障害12級を取得していました。そして、会社に対して正当な金額で損害賠償請求したいという希望でした。
ベリーベストの対応とその結果
ご相談時、別件のご相談もあったことから、まずはそちらを処理していきました。そして、別件が終わったあと、労働基準監督署等から資料を取り寄せ、損害賠償額の計算をしていくのと併せて、災害状況の確認もしていきました。損害額を確定させたあと、会社に対して損害賠償請求したところ、会社側にも代理人がついたことから、代理人同士でやり取りをすることとなりました。しかし、会社側は、Aさんにも相当程度過失があると主張し、示談交渉はなかなか進みませんでした。そこで交渉では埒が明かないと判断し、Aさんと相談の上、提訴することとしました。訴訟でも会社側は、過失割合を主要な争点として争いました。事故時の事実関係に争いがあったことから、最終的に尋問まで進むこととなりました。尋問後の裁判所和解案は、Aさんの十分に満足できるものではなかったものの、リスクなどの総合考慮の結果、和解することとなりました。
過失割合について、当方の主張どおりには認められなかったものの、総合的に許容できる内容であり、交渉時よりも500万円以上増額して和解できたため、Aさんとしても終わってほっとしたようでした。
全国の各オフィスから寄せられた解決事例をご紹介しております。(※ベリーベスト法律事務所全体の解決事例となっています)