示談交渉で3,000万円の賠償額を獲得した事例
- CASE679
- 2021年04月07日更新
業務内容
運送会社での引っ越し作業。
災害の状況
Aさんが同僚と二人で冷蔵庫を抱えて運んでいたところ、同僚がその重さに耐えきれずに手を放したため、Aさんに冷蔵庫の全重量がかかり、これによってAさんは左肩脱臼等の怪我を負ってしまいました。
相談内容
Aさんは、労働災害に遭った後、懸命に治療に励んだものの、左腕に機能障害が残存してしまい、10級9号の後遺障害等級認定を受けました。
重い後遺障害が残ってしまったことから、後遺障害等級の認定後、Aさんは勤務先との損害賠償の交渉に着手しました。しかし、賠償額やその計算方法が分からず、勤務先からもこれらを明らかにしてほしいと言われてしまったため、法的なアドバイスが欲しいと考え、ベリーベストに依頼することとしました。
ベリーベストの対応とその結果
勤務先としては、具体的な額とその根拠を示してほしいとの意向を明らかにしており、示談交渉に応じる姿勢が読み取れたため、まずは示談交渉から始めることとしました。
そのために、まず賠償額の計算に必要な資料を収集し、その中身を精査した上で賠償額を計算しました。
導き出された額を踏まえ、Aさんと相談して勤務先に提示する示談提案・交渉のスタンスを決めた上で交渉に臨み、最初の示談提案から約1か月で、こちらの当初提示額の9割を上回る額での示談が成立しました。
収集した資料を精査してみると、逸失利益の計算の基礎となる基礎年収を根拠付ける資料に乏しいことが分かり、ここが大きな争点となることが予想されましたが、粘り強く、丁寧に交渉をした結果、これが大きな争点となることなく、こちらの請求がほぼ認められました。
こちらの示談提案に近い額で示談が成立したこと、交渉開始から約1か月程度で早期解決となったことで、Aさんは、大変喜んでくれました。
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