交渉の結果、労災保険支給額以外に、会社から1100万円の賠償金を獲得
- CASE716
- 2022年04月01日更新
業務内容
食品加工工場での食品製造業務
災害の状況
Aさんが、食品の入ったプラスチックコンテナを運搬中、濡れている床面で足を滑らせ転倒し、背中を床面に打ち付け、第11、12胸椎を圧迫骨折してしまいました。
相談内容
相談時は、まだ治療中でしたが、会社への対応の仕方や、請求額などがわからないため、会社と交渉してほしいということでご依頼されました。
ベリーベストの対応とその結果
会社側にも代理人が就いており、数回の交渉で、争点は休業損害と過失割合に絞られました。
休業損害は、Aさんが兼業主婦であったため、「賃金センサス」の女性労働者の全年齢平均給与額又は年齢別平均給与額(専業主婦の年収額とみなされる額)により算定した額を基礎収入として請求できるかが問題でしたが、交渉を重ね、会社に認めてもらうことができました。
過失割合については、会社が当初から8割の過失を認めていましたので、Aさんの過失割合をいかに少なくできるか交渉を重ねました。
会社提示の8割という回答は、会社がある程度の非を認め、そもそも譲歩してきたものでした。
そのため、さらなる譲渡にはなかなか応じず、時間がかかりましたが、粘り強く交渉した結果、およそ1.5:8.5の過失割合相当の金額で解決し、交渉開始時よりも200万円以上増額して和解することができました。
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