パワハラを受け退職したいが辞めさせてもらえない…弁護士がサポートし退職。未払いの給与や残業代など300万円を得られた
- cases700
- 2021年12月06日更新
- 50代
- 女性
- 事務員
- パワハラ
- 賃金未払い
- 退職サポート
- 事務職
- ■職業(雇用形態) 正社員
- ■解決結果 未払いの賃金・残業代など、300万円の解決金を得て和解
ご相談に至った経緯
Aさんは、勤務先で事務員として勤務しておりましたが、社長や会長らから毎日のように罵声をあびせられたり、何も非難されることはしていないのに謝罪を強要される等のパワハラを受けておりました。
Aさんは、勤務先の会社を辞めたいと思い、会社に対して退職届を出したものの、会社側が受け付けてくれませんでした。
Aさんは、会社を辞めたくても辞められないことから、退職のサポートをしてほしいということで、弁護士に相談しました。
ご相談内容
Aさんは、勤務している会社をできるだけ早く辞めたいとして、法律事務所に相談にきました。
弁護士は、Aさんから話を聞き、Aさんの退職をサポートできると説明しました。
Aさんは、この時、社長らから罵声をあびせられたりする等、パワハラを受けていることを弁護士に話しました。また、Aさんは勤務先の会社を以前に一度退職したのですが、その後、この会社に復職したという経緯があり、その退職から復職までの期間も、会社の業務を少し手伝っていたこと、その間、会社側からは給与はもらっていないこと等を話しました。
Aさん自身、何をどこまで請求できるのか分かっていないようでしたが、マメな性格だったこともあり、会社から受け取った大量の資料はすべて保管しておりました。
弁護士は、まずは退職することを最優先とし、その後に、会社に対して請求できるものがあれば請求していきましょうと説明し、Aさんは弁護士に交渉を依頼しました。
ベリーベストの対応とその結果
Aさんが無事退職できるまでの間、弁護士は、Aさんから預かった大量の資料を精査し、Aさんの気持ちに沿うよう、少しでも会社に対して請求できそうなものを検討していきました。
その結果、Aさんから会社に対し、パワハラに対する慰謝料や、退職から復職までの間の賃金の支払い、一部未払となっている手当の支払い、未払いとなっている残業代の支払い等を請求することにしました。
資料の量こそ多かったものの、1つ1つの請求については、証拠が弱いものが多く、あまり裁判に適さない状況であることや、請求する項目がとても多いことから、これを裁判で争うとなると、解決までかなり長引く可能性があったことから、会社側と交渉で粘り強く主張していくことにしました。
その結果、当初、Aさんとの間で、この金額を超えたらと想定していた金額よりも100万円ほど上回った金額で和解することができました。
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