残業代も退職金も支払われない…弁護士の交渉により、残業代330万円+退職金277万円が支払われた

  • cases801
  • 2023年07月06日更新
男性
  • 40代
  • 男性
  • 住宅関連業
  • 残業代
  • 交渉
  • 退職金
  • ■職業(雇用形態) 正社員
  • ■解決結果 解決金約600万円(残業代330万円+退職金277万円)を得た

ご相談に至った経緯

依頼者の方は、相手方会社で働いていらっしゃる中で、残業代が支払われている形跡が無いことに疑問を抱きました。
また、相手方会社に退職する旨伝えても、退職金が速やかに支払われないことに疑問を抱き、ご相談に来られました。

ご相談内容

依頼者の方と話合いをし、残業代と退職金のいずれにおいても、こちらが納得できる、法的に適切な金額の支払いを求めていくという方針になりました。

ベリーベストの対応とその結果

依頼者の方は、就業規則や給与明細、退社時刻表等の資料を確保していらっしゃったので、相手方会社に資料の開示を求めることなく、いただいた資料をもとに残業代を計算し、最初の書面で具体的な金額の残業代及び退職金を請求することができました。

退職金については、相手方会社の代理人からの説得を受けてか、元々支払う予定であったかは定かではありませんが、比較的早期に、相手方会社から支払われました。

■争点
残業代については、以下の点が争点となりました。

1、各種賃金が、算定基礎賃金または残業代として支払われた賃金のいずれに該当するか
2、始業時刻はいつか
3、休憩時間はどれくらいあったか


■結果
結果としては、

1は、こちらの主張どおりに
2は、お互いに譲歩する形で
3は、相手方会社の主張どおり

にまとまり、その計算結果の残業代が支払われることになりました。
依頼者の方にも、ご満足いただける結果となり、良かったと思います。

■解決のポイント
証拠上こちらの主張が認められる可能性が高い争点は譲歩せず、当該可能性が低い争点は必要に応じて譲歩するという姿勢が、一貫していたことが、依頼者の方にご満足いただける結果につながったように思います。

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